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賃貸で住宅を借りる場合は事故物件に絶対気を付けるべし

2019年11月02日

賃貸物件の家賃は、さまざまな理由を持って決まるものですが、たいていの場合には利便性などその地域としての価値と建物の価値によって家賃の相場が決まるものです。地域としての価値は駅やバス停などに近かったり買い物できる施設があるといった場合には相対的に他の地域と比べて高まりますし、築年数が新しいものやリフォームしたばかりの物件についてもその価値を高める要因となるものです。基本的にはこれらの価値から生み出された相場の範囲内で家賃が設定されているものですが、そのような賃貸物件の中でたまに見られるのが家賃相場や建物の価値と比べて家賃が安いケースです。

もちろん、日当たりの悪い部屋であるなど住む環境として良くないようなケースもありますが、その部屋だけ安い場合には事故物件の可能性があります。事故物件とは、自殺や事件などが起こった物件を指すものです。もっとも事故物件といってもその程度はさまざまなのですが、これらは心理的瑕疵の対象となるため、貸す側としては告知事項ありの物件になります。このため、入居する前にその事実を知らさなければならないのですが、このルールは必ずしも明確なものではありません。良心的な不動産屋であれば、告知事項ありなど事故物件であることが予め告知されることもありますが、時間が経過していくと心理的瑕疵も小さくなるため、例えば自殺や事件があった直後は告知をしても、その次の入居者に対しては行わないというケースもみられるのです。

入居希望者が入居を決める前に、事故物件の有無を確かめることは可能で、これに対しては貸す側は事実を伝えなければなりませんが、確かめなければ知らないまま入居するケースもあります。それに事故物件といっても心理的なものですから実害を受けることはなく、そのようなことを気にしない人はあえて家賃を抑えるために住むというケースもあるものです。

ただそれでも気になるという人は、大島てるを使って調べてみるのも手段です。大島てるは事故物件の情報を公開しているサイトで、そこから事故物件であるか確かめることができます。大島てるは企業名でもありサイト名でもありますが、業種としては不動産を専門に扱う会社というわけではなく、さまざまな情報を提供することを業務としている会社ですが、その情報源については、独自に収集したもののほか、ボランティアによる投稿によって支えられています。多くは殺人事件や自殺、火災など問題があった物件の情報が公開されており、全国を対象に情報が公開されており、問題のある物件かどうかを調べることが可能です。